Gitリポジトリの変更点を確認する方法を学びましょう。
git diffとは?
git diff
は、Gitリポジトリの変更を確認するためのコマンドです。
git diff
を使うことで、現在のワーキングツリーと最新のコミットとの差分を表示できます。
git-practice
ディレクトリのhello.txt
ファイルを編集してみましょう。
コマンドラインのリダイレクトを使って、ファイルに追記します。
echo "Hello, Git!" >> hello.txt
次に、git diff
コマンドを実行して、変更点を確認します。
git diff
次のように表示されれば、変更点が確認できます。
diff --git a/hello.txt b/hello.txtindex 670a245..793bffa 100644--- a/hello.txt+++ b/hello.txt@@ -1 +1,2 @@ Hello, Git!+Hello, Git!
ステージングと差分の確認
先ほどはワーキングツリーの変更点を確認しましたが、ステージングエリアに追加した変更点も確認できます。
まず、変更をステージングエリアに追加します。
git add hello.txt
この状態でgit diff
コマンドを実行すると、何も表示されません。
git diff --cached
コマンドを実行して、ステージングエリアの変更点を確認します。
git diff --cached
次のように表示されれば、ステージングエリアの変更点が確認できます。
diff --git a/hello.txt b/hello.txtindex 670a245..793bffa 100644--- a/hello.txt+++ b/hello.txt@@ -1 +1,2 @@ Hello, Git!+Hello, Git!